出前ボランティア
手話サークル葛飾では、葛飾区聴力障害者協会とデフママの会と協力しながら、区内の小中高への出前ボランティアを行っています。2015年度は、16回実施しました(小学校6校、中学校6校、高校2校;延べ39時間;対象人数1362人)。ろう者・聴覚障害者との直接のコミュニケーションを大切にしながら、簡単な手話やろう者・聴覚障害者について指導しています。なお、いわゆる「手話コーラス」(手話歌)の指導はしません。
活動を簡単に紹介いたします。
葛飾区内の小学校、中学校、高校からボランティアセンターを経由して、聴覚障害につてや手話体験の授業を依頼されます。
葛飾デフママの会、手話サークルからそれぞれ協力者を募り、一緒に学校に行き授業や講座を担当します。それが出前ボランティアです。「福祉・ボランティアへの理解を深め共に支え合い、助け合う精神を育成する。また、ボランティアの関心を高める。」「バリアフリーについて学習を進める」「体験を通して障がいについて理解を深める」など。学校側の目的は様々です。
◇手話で挨拶しよう
◇自分の名前の手話を覚えよう
◇聞こえない人の話を聞いてみよう
この3つの柱で、学年、学校に合わせてデフママが内容を組み立てます。コミュニケーション、災害が起こったとき、情報が聞こえにくいなどの体験を含める時もあります。
子どもたちはコミュニケーションや手話の楽しさ、驚き、発見、そして自分と違うこと、同じことに気づきます。この学習や体験を通して手話や聴覚障害者への理解が広がることを期待しています。
出前ボランティアは手話、聴覚障害だけでなく、点字体験、車椅子体験なども他のボランティア団体が担当して行っています。さまざまな学びから、子どもたちが皆が仲良く、だれもが幸せに暮らせる社会を作れる人になってくれると良いと思います。
子育て中の聞こえない(DEAF)ママたちのサークルです。月一度の土曜日に集まり情報交換や勉強会、手作り体験などをしています。またボランティアとして手話出前活動もしています。小学校から高校まで、学年に合わせて指導内容を工夫して行っています。
子供たちには、手話ができなくても身ぶりや空書きなど色々な方法で…何よりも伝えたい気持ちがあればきっと伝わります!をモットーに葛飾区内の学校を渡り歩いています。
(文:デフママの会)
・手話サークル員は『司会・通訳・タイム・名前
指導』を担当します。
・学校に相応しい身なり・行いのできる方。
・初回は見学していただきます
※2クラス同時進行の場合、2倍の協力者が必要となります。