サークル缶バッジ、使ってますか?

  

皆さん、手話サークル葛飾の缶バッジをご存知でしょうか?2年前以降に入会された方には、あまり馴染みがないかもしれませんね。このバッジは、東日本大震災のあとに作成されました。東日本大震災の際には、聴覚障害のある方たちも様々な困難があったそうです。特にコミュニケーションの面で非常に大変な思いをされたと聞いています。それを受けて、東聴連ではバンダナを普及させました。三角に畳んだバンダナには「耳が聞こえません」、反対側に「手話ができます」と記してあり、リバーシブルで使えるものです。 

 

ただ、サークル員の中には「手話ができます」と胸を張って言えないし…という方も多くいらっしゃいます。でも、私たちサークル員は一般の方と比べたら、聴覚障害()に対しての理解があるはずです。そこで手話サークル葛飾では缶バッジを作りました。このバッジをつけることで、手話関係者とわかってもらえます。聞こえない方が手を借りたい時に、呼びかけやすいように…そんな思いからつくられた缶バッジです。 

 

もちろん災害時のみに使用するのではなく、サークル員として外で活動するとき(ウェルピア祭りや出前ボラなど)にも使っていただきたいのです。手話サークル葛飾のメンバーであるというアピールになります。大・小あります。まだお持ちでない方は是非お買い求めください。また、買ったけれど使ってないなぁという方は鞄に付けてみてはいかがでしょうか? もしかしたら、あなたの手を借りたい聞こえない方がそこにいるかもしれませんよ。(私もこれから鞄につけます…ね。)

                           (文・小林美)

             (『ひびき』2016年1・2月号を一部修正)

    ※なお、缶バッジはサークル員限定です。